実は伝わっていない?意味がない?部下指導の際に『絶対やってはいけない!』6つのこと
もう少しで3月も終わり、新入社員が入ってくる季節です。
毎年4月といえば、新卒新人の入社式もあり会社に新しい風が吹き込む季節です。
新社会人は初々しさもあり、これから入社してくる社員に期待をしている方も多いのではないでしょうか。
その新入社員に仕事を教える立場に立つ方も多いのではないかと思います。
私の実体験談からその指導の際の注意点を説明していきたいと思います。
自分が新入社員だった時のことを思い出してみよう。
部長・課長・主任等、会社によってはいろいろな役職があります。
どんなポストについている方々も皆、新入社員の時代があったはずです。
なかなかその時の記憶や嫌だった思い出を思い出せる人も少ないかと思います。
例えば、新入社員の時、理不尽に怒られた事や、今でも納得がいっていない事。
周りの人に言われて嫌だった事や辛かった記憶など少し思い出してみてください。
辛い経験や苦い思い出の方が記憶に残りやすいはずです。
そのあなたの経験こそ、大切な知識なのです。
その経験を生かして部下の指導をやってみてください。
新入社員は誰に何を聞けば良いかわからない。
新入社員はアルバイト経験がある人や、すでに仕事の経験がある人もいるかと思いますが、基本的には何も知らないのです。会社に入れば様々な年代の人たちが働いています。
アルバイトなんてせいぜい2,3個上の先輩がメインで歳の離れた人と話したことが少ない人の方が多数だと思います。
慣れない環境にいる新入社員は質問をする事でもストレスを感じます。
そのストレスを軽減させるためにも、まず一番初めにわからないことがあった場合は、誰に質問をすればよいかを明確にする事が一番大切です。
私の場合は配属初日に、指導員から『俺たちが考えれば1分でわかることも、お前たちからしたら全くわからないこともある。まずどんなに忙しそうにしててもわからないことがあったらすぐに俺に相談していい』と言われたことを覚えています。
これを言われた時は本当に安心しました。後の仕事も本当に捗り、質問もしやすい環境なので働くことも楽しくなりました。
質問して良い人を明確にしておかないと、新入社員は誰に聞けば良いかわからないので、誰に質問をするかで悩んでしまうため悩むことに時間を使います。これほど無駄な時間はないでしょう。
それを防ぐためにも、新入社員と初めてあった日にまず誰に聞けば良いかを明確にすることで防ぐことができるため、必ず明確にしましょう。
考えればわかるようなことでも、最初は必ず優しく教える。
新入社員は何もわからないと思って接しましょう。
社会人生活を何年も送っている人とは知識も違えば日常的に使っているものも違います。
先輩社員が常識と思っていることも新人からするとわからないことが山ほどあるのです。
例えばコピー機の使い方、電話の話し方、先輩宛の電話の引き継ぎ方、名刺交換のやり方など社会に出てから初めてやることばっかりです。
新人もこんなこと聞いたら怒られるかな、馬鹿にされるかなと思っていてもわからないので聞くしかありません。
せっかく勇気をだして質問してきてくれたのだから親切に教えてあげてください。仮に2回目3回目でも良いのです。
再度同じことを聞かれた場合はそれだけ相談しやすい仲の良い関係性ができている証拠でもあります。
また新人が前にも教えたことを聞いてくるのか聞けば良いのです。メモを取っていないならメモを取れば忘れずに済むことを優しく教えてあげれば、再度聞いてくる可能性も少なくなることでしょう。
まずは新入社員は何も知らないことを前提に全て教えてあげるつもりで接してあげることが大切です。
言葉で説明しただけじゃ理解できないことは多い、実際にやらせてみて覚えさせる。
新入社員はどんな仕事も初めて行うものばかりで、わからないことだらけです。
実際これをこうやるんだと言われても、実施やってみなければ教えられたこともすぐに忘れていまします。
初めてやる仕事の説明をしても、イメージが全く湧きません。
そんな仕事の説明や、やり方を言われても全く伝わってないのです。
一番印象に残る教え方としては、仕事をやりながら説明して実際にやらせてみることが一番記憶に残ります。
私も実際研修などで学んだ研修はメモに残してはいるのですが、記憶に残っているかと言われると全く残っておりません。
実際研修で学んだことを現場で実践することにより、「あの時の研修で学んだことはそういうことだったのか」と思い出すこともでき、より印象に残った経験となりました。
聞きやすい環境を作る。
これもなかなか重要なことで、上記で説明させていただいた『誰に質問すれば良いか明確にする』と説明させていただきましたが、このようなルールを作っただけだと意味がありません。
実際私も誰に質問をすれば良いか明確にはなっていたものの、その質問をする人がいかにも忙しいから話しかけてくるなオーラを出していて、本当に話しかけずらく質問をすることができなかったことが何度かあります。
実際誰に質問をしてよいか明確にしたことで誰に聞けば良いかわかったものの、その人に話しかけづらい雰囲気が出ていては意味がありません。
そのためにも、忙しい時はいつなら時間が取れるのか、その質問は急ぎなのか、後回しでも良いのかを聞くことで新入社員の負担も減ることでしょう。
また本当に忙しいのであれば、あなたから他の先輩社員に『俺の部下が質問あるみたいなんだけど、時間が今ないからお願いしてもいい?』などとあなたから他の先輩社員に聞いてあげることで、新入社員の負担も軽減できると思います。
教える立場の人から自分以外の人にも質問をしやすい環境を作ってあげることも、聞きやすい環境を作る上で大切になってきます。
先輩社員から話しかける。
良い職場の環境作りとして、先輩社員から話しかけてあげることは大切です。
特に1年目の新人はミスする事なんて日常茶飯です。
ミスをしてへこんだり、落ち込んむ日も数多くあるでしょう。
そのミスを『そんなの俺も昔からよくミスってたから大丈夫だよ〜』など仕事の面でフォローしてあげたり、職場でくだらない事を言って笑わせてみたりなど先輩社員から話かける事で新入社員からも話かけやすい環境を作ってあげることも大切なコミュニケーションをとる方法でもあります。
【例外】勤務時間外に時間を作るなんてあり得ない。
自分の仕事が忙しいからと言って業務時間外に『あれはこうした方が良かった』『ここはこうした方がよかった・ダメだった』などの改善の時間をつくるのは一番あり得ません。
私の上司も就業時間が終わり帰ろうとしていたところ、ちょっといいかと呼ばれ1時間程度改善の時間を取っていただきましたが、正直言って早く帰りたいし、予定もあるのにと考えながら話を聞いていたので正直何も頭に入ってきていませんでした。
せっかくあなたが忙しい時間を割いて教えているにもかかわらず、相手に伝わっていなかったら本当に時間の無駄です。
実際こう言った上司たまーに見かけるのですが、
本当に無駄な時間でしかないのかなと感じてしまいます。
どうせ伝えるのであれば、相手にしっかりと伝えてなければ意味はありません。
以上、本日の記事は実は伝わっていない?意味がない?部下指導の際に『絶対やってはいけない!』6つのことでした。
1つでも良いなと感じた場合はぜひ参考にしてみてください。
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また次回の記事でお会いしましょう。
ご視聴頂き誠にありがとうございました。